「養育費を請求しようと思っているんですが、親にも友人にも反対されていて…。やっぱりやめた方がいいんでしょうか。」
こういったご相談は、実際にとても多いです。
「もう別れたんだから関わるな」「お金のことでもめるのはみっともない」「子どもがかわいそうだからやめなさい」ご両親や友人から、こうした言葉をかけられている方は意外と多いです。
相談できる相手が反対しているとなると、「自分が間違っているのかもしれない」と思ってしまうのも、無理はありません。
この相談を受けたとき、いつも思うこと
周りの方が反対する理由は、ほとんどの場合、==あなたを心配しているから==です。「また揉めるんじゃないか」「つらい思いをするんじゃないか」そういう気持ちからの言葉だと思います。
ただ、養育費の請求は、お子さまが健やかに成長するために必要なお金を、法律に基づいて受け取る手続きです。
周りの方が反対するのは、多くの場合、養育費の請求がどういうものか知らないからです。「裁判になる」「相手と直接やり合わないといけない」と思っている方がほとんどです。
実際には、養育費の請求は調停という手続きで進めることができます。調停では、相手と同じ部屋で顔を合わせる必要はなく、別室で調停委員を通じて話し合う形です。
養育費の請求を反対される理由と、その実際
周りの方がよく言う言葉と、実際のところを整理してみます。

| よく言われること |
実際のところ |
| 「もう関わるな」 |
養育費の請求は、相手と直接関わらなくても進められます |
| 「お金のことでもめるな」 |
養育費の請求は法律に基づいた手続きで、もめごとではありません |
| 「子どもがかわいそう」 |
むしろ養育費がないことで、お子さまの選択肢が狭まることがあります |
| 「みっともない」 |
養育費の請求は、お子さまのために当然の権利を行使することです |
| 「どうせ払わないよ」 |
給与の差押えなど、法律には支払いを確保する仕組みがあります |
養育費は、お子さまの権利
ここで改めてお伝えしたいのは、==養育費はお子さまの権利==だということです。
親が「もらわない」と決めたとしても、お子さまには養育費を受け取る権利があります。周りの意見は意見として、お子さまにとって何が一番いいのかを考えていただきたいと思っています。
養育費があれば、塾に通わせてあげられるかもしれない。部活の道具を買ってあげられるかもしれない。進学の選択肢が広がるかもしれない。
「周りに反対されているから」という理由だけで、お子さまの将来の選択肢が狭まってしまうことは、避けていただきたいと思っています。
養育費の請求について周りに反対されている方へ
周りの方が反対しているのは、あなたのことを心配しているからだと思います。それは意見として、しっかり受け止めてあげてください。
ただ、養育費を請求するかどうかを最終的に決めるのは、あなた自身です。そしてその判断をするときに一番大切なのは、周りの声ではなく、お子さまのことだと思っています。
お子さまがこれから成長していく中で、何が必要になるか。そのために養育費がどういう意味を持つか。そこを考えた上で、判断していただきたいと思っています。
もし迷っているなら、まずはお話を聞かせてください。一緒に考えていきましょう。