「養育費をもらうべきか、もらわないべきか。正直、迷っています。」
こういったご相談を、実はとても多くいただきます。
離婚を考えている方、離婚が決まった方、すでに離婚した方。立場はそれぞれ違っても、「養育費をもらうかどうか」で迷っている方は本当に多いです。
迷う理由は、人それぞれ
相談の中でよく聞く理由をまとめてみました。
| 迷いの理由 |
よく聞く声 |
| 相手と関わりたくない |
「もう顔も見たくない」「連絡を取ること自体がストレス」 |
| 借りを作りたくない |
「お金をもらうと、何か言われそうで嫌」 |
| 面会交流が心配 |
「養育費をもらったら、子どもを会わせないといけないの?」 |
| 相手にお金がない |
「どうせ払えないだろうし、請求しても無駄では」 |
| 自分でやっていきたい |
「頼りたくない。自分の力で育てていく」 |
| もめたくない |
「養育費のことで揉めるくらいなら、いらない」 |
どの気持ちも、間違っていません。
養育費をもらう場合のメリットとデメリット
メリット
- [[check]] お子さまの教育や生活の選択肢が広がる(塾・習い事・進学など)
- [[check]] 経済的な余裕ができることで、あなた自身の心にも余裕が生まれる
- [[check]] 万が一の病気やケガのときに、経済的な備えになる
- [[check]] お子さまが大きくなったとき、「ちゃんと両方の親が支えてくれていた」と伝えられる
デメリット
- [[check]] 請求の手続きに時間と手間がかかる
- [[check]] 相手との関係が完全には切れない場合がある
- [[check]] 支払いが途中で止まる可能性がある(ただし法的手段で対処できる)
養育費をもらう場合
メリット
✓ 教育・生活の選択肢が広がる
✓ 経済的な余裕と心の余裕
✓ 万が一の備えになる
✓ 両親が支えてくれたと伝えられる
デメリット
・手続きに時間がかかる
・相手との関係が残る場合がある
養育費をもらわない場合
メリット
✓ 相手との関わりがなくなる
✓ 精神的ストレスから解放
✓ 手続きの手間がない
デメリット
・全て一人で負担
・後悔するケースが多い
・過去の分は取り戻しにくい
養育費をもらわない場合のメリットとデメリット
メリット
- [[check]] 相手との関わりが完全になくなる
- [[check]] 精神的なストレスから解放される
- [[check]] 手続きの手間がかからない
デメリット
- [[check]] ==お子さまの教育費・医療費・生活費を全て一人で負担することになる==
- [[check]] 後から「もらっておけばよかった」と後悔するケースが非常に多い
- [[check]] お子さまが成長するにつれ、想像以上にお金がかかる(中学・高校・大学)
- [[check]] 一度放棄しても後から請求はできるが、==過去の分を遡って受け取るのは難しい場合がある==
「もらわない」と決める前に、知っておいてほしいこと
迷っている方からよく聞く心配ごとについて、実際のところをお伝えします。
養育費と面会交流は別の問題
==養育費と面会交流は、法律上は全く別の問題です。==
養育費をもらっているから子どもを会わせなければならない、ということはありません。面会交流は、あくまでお子さまの利益を基準に判断されるものです。「養育費を払っているんだから会わせろ」と言われても、それは法的には通りません。
相手にお金がなくても請求はできる
相手に収入がある限り、養育費の支払い義務はあります。「お金がない」と言っていても、実際には働いて収入を得ているケースがほとんどです。
相手と関わらずに養育費をもらう方法はある
弁護士が代理人になれば、あなたが相手と直接やり取りすることは一切ありません。全ての連絡は弁護士を通じて行います。一度仕組みを作ってしまえば、その後は相手と関わる必要がなくなります。
こんな不安はありませんか?
「もらわない」と決めて、あとから後悔しないか不安
「もう関わりたくない」という理由で養育費を諦めた場合、数年後にお子さまが成長して教育費がかさむようになると、「あの時もらっておけば…」と後悔することがあります。後から請求を始めることはできますが、過去の分は取り戻しにくいのが現実です。
「養育費をもらったら面会交流させないといけない」と思っている場合
養育費と面会交流は、法律上は全く別の問題です。養育費を受け取っているからといって、面会交流に応じなければならないわけではありません。この点を知るだけで、「それなら請求したい」と考えが変わることもあります。
弁護士として、正直にお伝えしたいこと
養育費をもらうべきか、もらわないべきか。その答えを、弁護士が決めることはできません。
それぞれの事情があり、それぞれの気持ちがあります。どちらを選んでも、それはあなたの判断であり、尊重されるべきものです。
ただ、一つだけお伝えしたいのは、==養育費はあなたが相手からもらうお金ではなく、お子さまが親から受け取る権利==だということです。
もし「もらう」と決めたなら、全力でお手伝いします。もし「もらわない」と決めたなら、その判断も尊重します。まだ迷っているなら、一緒に整理していきましょう。
あなたの意思に沿ったお手伝いをすること。それが、弁護士としてできることだと思っています。